ネットで蔓延する個人融資。ヤレるし儲かる『ひととき融資』
『ひととき融資』とは、男性が女性に金銭を貸し付けるのを条件に「ひとときを過ごす」=「肉体関係を持つ」。
明日にでも数十万円の金銭が必要なのに、正式な金融機関から融資を受けられず、借りるアテのない女性たちがわらにもすがる思いで飛びつきます。
最近はSNS経由の気軽さから、借金をしていない10代の若者の利用も目立っています。
「性行為ができて利息ももらえる。素晴らしい融資だ」。
逮捕された大阪府千早赤阪村職員の男(36)はこう述べています。
男の自宅からは、16人分の女性名義の借用書が見つかり、融資相手は10代~40代。
多くて1人あたり十数万円を貸し、月に1~2回は肉体関係を強要していたと見られています。
もし女性が肉体関係を拒めば、利息を5千円上乗せしていました。
問題になっている『ひととき融資』ですが、表面化するケースは稀です。
女性も金銭が必要なため、性的関係を強いられても声を上げることができないのが本音でしょう。
ビジネスではない個人間の金銭の貸し借りであれば、「民事不介入」の範疇(はんちゅう)となり、
貸し手の実態などが分からなければ事件化は非常に難しい側面があります。